新型コロナウイルスに関係する内容の可能性がある記事です。
新型コロナウイルス感染症については、必ず1次情報として 厚生労働省 首相官邸 のウェブサイトなど公的機関で発表されている発生状況やQ&A、相談窓口の情報もご確認ください。※非常時のため、すべての関連記事に本注意書きを一時的に出しています。
見出し画像

突然届く注文メール。アマゾンそっくりでも、ちょっと待って!

(2020年8月10日東京新聞に掲載)

 新型コロナウイルスが広がる中、大手通販サイト「アマゾン」などをかたるフィッシング報告が増えている。近年は大量にメールを送りつける手口に加え、文面やデザインも巧妙化し、本物との見極めが難しい。専門家は「スマートフォンの普及やコロナ禍の『巣ごもり需要』によるネット取引の増加を背景に、フィッシングに遭うリスクも高まっている」と警戒を呼び掛けている。 (安藤恭子)


一見、本物みたいな巧妙さ

 「Amazon.co.jpがお客様のご注文を承ったことをお知らせいたします」。7月25日、こんな電子メールが記者の元に届いた。米アップル社のノートパソコンの最新モデル(価格17万6280円)を注文したというが、全く身に覚えがない。

画像1

記者に届いたアマゾンをかたる偽メール。企業ロゴや文面からは本物と見分けが付かない(一部画像処理をしています)

 日ごろからアマゾンを利用している。配送日は数日後に迫っていて、「お届け先」とある東京都内の住所も実在するマンションのようだ。「クレジットカード払いで引き落とされては困る」。慌ててメールにある「注文履歴」をクリックしようとして、注文した自分の名前がないことに気づき、踏みとどまった。

 気を取り直して公式サイトから、自分が注文していないことを確認。調べてみると、同じ内容のメールは広がっているようだ。「巧妙な詐欺メールです」「だまされそうになった」。多くの人が、ネットのブログなどで警告を発していた。

届け先は実在の住所だが、訪ねても「知らない」

 お届け先とされたマンションに行ってみた。部屋には、中国人とみられる姓の表札。インターホン越しに女性が出たので、パソコンの配送の有無を尋ねたところ、「あなたの荷物は届いていない。1年前から住んでいるが、そうしたメールの問い合わせは受けたことはない。私は何も知らない」と答えるばかりだった。

 記者に届いたメールについて、ネットセキュリティー会社「トレンドマイクロ」の鰆目(さわらめ)順介氏は「これは典型的なフィッシングメールですね」と指摘する。

 フィッシングは、通販サイトや金融機関をかたるメールを大量に送りつけて偽のサイトに誘導し、ID・パスワードやクレジットカードなどの個人情報を詐取する行為だ。近年は、宅配業者の不在通知を装うなどした携帯電話のショートメッセージ(SMS)からの誘導も増えている。

個人情報を「釣り」、闇の「カモリスト」に…

この続きをみるには

この続き: 576文字

突然届く注文メール。アマゾンそっくりでも、ちょっと待って!

東京新聞 特報Web

100円

この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?
気軽にクリエイターの支援と、記事のオススメができます!
note.user.nickname || note.user.urlname

ありがとうございます。いただいたサポートはさらに読み応えのある記事にしてお返しします!

ありがとうございます! 励みになります!
東京新聞で半世紀以上続く名物ページ「こちら特報部」の記事を配信します。モットーは「ニュースの追跡」「話題の発掘」。無料公開の公式サイト「東京新聞 TOKYO Web」https://www.tokyo-np.co.jp では読めない記事がここにはあります。