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気象庁ホームページに異例の民間広告掲載…相次ぐ大規模災害が背景に?

(2020年7月17日東京新聞に掲載)

 気象庁は9月から、ホームページ(HP)に民間広告を初めて掲載する。天気や防災情報など全ページに載せるという。とはいえ、官庁のホームページで民間広告を載せるのは異例だ。背景には、豪雨や地震など大規模災害が相次ぎ、観測強化や情報発信などの費用が膨らむ中で予算が増えない同庁の厳しい財政状況がある。 (片山夏子)

厳しい財政状況に「警報」!?

 気象庁はHPの全ページに、左右などの余白を利用して1ページにつき2、3カ所で広告を載せる予定。広告は利用者によって変わり、例えばファッションや健康、漫画などその人がよく見るジャンルの広告が掲載される。

 同庁は広告運用委託事業者を選定後、9月中旬~来年2月中旬まで広告を掲載する。2月にHPをリニューアル予定だが、その後も広告を継続する。同庁広報室の山本太基報道調整官は「4、5年前に外務省が民間広告を載せていたが、今は他の省庁ではしていない。国の財政が厳しい中で、何かできないかと昨年から検討していた」と話す。

 同庁によると、災害が相次ぐ中、気象衛星での観測強化やHPでの情報発信、気象や地震観測などのシステムの維持費が9年前から16億円増え、年間約170億円に。一方で人件費を除く予算は、臨時特別措置などを加えても約236億円と9年前から約3億円減。地域気象観測システム(アメダス)など観測機器の整備費を圧縮するなど工夫するが限界がある。

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