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マツタケが「絶滅危惧種」入り 気になる価格と人工栽培の行方

(2020年7月11日東京新聞に掲載)

 マツタケといえば食欲の秋を盛り上げる王者。めったに庶民の口に入らないものの、香りと深い味わいが人々を魅了する。それが国際自然保護連合(IUCN)の最新のレッドリストで、絶滅危惧種になった。ただでさえ手を出しにくい高級品なのに、保護の機運の高まりで、庶民の食卓からさらに遠のいてしまうのだろうか。(中沢佳子)

さらに「高値の花」に

 「国産は生産量が少なくて高価だから、食べたくても諦める人がほとんど。売れるのは主に輸入物だね。それも昔より入荷が少なくなった。これを機に、さらに高根の花になるかもしれない」。生鮮スーパー「アキダイ」(東京都練馬区)の秋葉弘道社長は食卓への影響を危ぶむ。

 マツタケの価格はその年の収穫量で変わり、店では輸入品を中心におおむね2~3本で980~1580円で売る。秋葉社長は「最近は自宅で食べる物というよりお店で味わう高級品として、たまの楽しみにする人が多いんじゃないかな」と語る。

 林野庁によると、流通しているマツタケは天然物で、主な産地は長野や岩手など。2018年の生産量は63トン。気象条件などが生産量に大きく影響し、17年は18トンなど年による変動が大きい。国産はとにかく値段が高く、最近では国内消費量の9割が、ややお手頃な中国やカナダなどからの輸入品。18年も消費量861トンのうち、輸入は798トンと93%を占めた。

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絶滅危惧種に指定されたマツタケ

食卓への影響は?

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マツタケが「絶滅危惧種」入り 気になる価格と人工栽培の行方

東京新聞 特報Web

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