新型コロナウイルスに関係する内容の可能性がある記事です。
新型コロナウイルス感染症については、必ず1次情報として 厚生労働省 首相官邸 のウェブサイトなど公的機関で発表されている発生状況やQ&A、相談窓口の情報もご確認ください。※非常時のため、すべての関連記事に本注意書きを一時的に出しています。
見出し画像

頭痛、息切れ、味覚障害…これって新型コロナ後遺症?

(2020年7月9日東京新聞に掲載)

 新型コロナウイルスの感染者で、陰性になった後も息切れや発熱などの症状を訴えるケースが見つかっている。原因ははっきりしていないが、コロナの「後遺症」が続くなら、重症化リスクが少ないとされる若者も十分な注意が必要ということになる。学会は近く調査に乗り出す予定だ。何が起きているのか、考えられる可能性を探った。(中山岳、稲垣太郎)

体重が8キロ減 CTでは異常見つからず

 「PCR検査で陰性になった後も、おでこから後頭部にかけて殴られたように痛むことがある。胸の痛みや息苦しさも続いている」

 新型コロナウイルスに感染し、自宅療養が続く千葉県内の十代男性はつらそうに話す。3月末に発症し、4月1日にPCR検査で陽性と判明。約2週間の入院後、県が用意したホテルで経過観察になった。5月中旬に2回、陰性の検査結果が出て帰宅した。

 ところが、発症前から体重が8キロ落ち、体調は回復していない。頭や胸の痛みのほかにも、37・5度以上の発熱や倦怠感がよくある。症状は日によって波があり、「倦怠感がひどい日はベッドから起き上がれず、トイレに行くのもままならない」という。

 先月、検査入院。血液検査や肺のコンピューター断層撮影(CT)で大きな異常は見つからなかったが、当初から同じ症状が続いていることなどから「新型コロナに罹患した影響」と診断された。

 今も通院しているが、解熱剤や頭痛薬などの対症療法にとどまる。少しずつ回復している実感はあるものの、学校には4月から登校できていない。症状が長びくにつれ、医療費も重くのしかかる。陽性だった時期の入院中の医療費などは公費で全額補助されたが、陰性後の検査入院や通院は保険診療でまかなわねばならない。母親は「特効薬も無く、思うように治療が進まない。通院の交通費もかさむ」と話す。

画像1

新型コロナウイルスに感染した男性に、退院後も倦怠感や頭痛があることを示す診断書


 2人とも、東京都や千葉県で感染者が再び増えていることが気がかりという。男性は「街に人混みが戻り、『コロナは無症状や軽症者が多い』と軽くみる人が増えているようで心配。陰性になっても症状に悩まされる患者がいることをもっと知ってほしい」と語る。

呼吸機能、認知機能の低下を確認

 長く続く症状をネット上で訴える人も少なくない。3月から倦怠感や腕のしびれに悩んでいる女性は6月下旬、患者やPCR検査で陽性から陰性になった人、長期にわたって症状がある人ら約400人にネットでアンケートを実施。主な症状で「微熱・倦怠感」を抱えている人が3割弱いたほか、「動悸・息苦しさ」と「胸痛・背中痛」がある人がそれぞれ2割弱いた。

この続きをみるには

この続き: 2,052文字 / 画像2枚

頭痛、息切れ、味覚障害…これって新型コロナ後遺症?

東京新聞 特報Web

100円

この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?
気軽にクリエイターの支援と、記事のオススメができます!
note.user.nickname || note.user.urlname

ありがとうございます。いただいたサポートはさらに読み応えのある記事にしてお返しします!

ありがとうございます! 書いた記者に伝えます!
20
東京新聞で半世紀以上続く名物ページ「こちら特報部」の記事を配信します。モットーは「ニュースの追跡」「話題の発掘」。無料公開の公式サイト「東京新聞 TOKYO Web」https://www.tokyo-np.co.jp では読めない記事がここにはあります。

こちらでもピックアップされています

新型コロナウイルス
新型コロナウイルス
  • 49本

新型コロナウイルスに関連する問題を「こちら特報部」が多角的に掘り下げます。