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菅首相の大好物…うわさのパンケーキ 記者が食べてみた お値段2800円

(2020年9月18日 東京新聞に掲載)

 菅義偉首相といえばパンケーキ。中でも首相官邸から車で約5分の場所にあるホテルニューオータニ(東京都千代田区)のパンケーキが好きだという。値段はなんと2800円。71歳のおじいさんの大好物を50代の記者も食べてみた。(古川雅和)

ふわふわ、甘さほんのり

 注文してから約10分、香ばしいにおいを漂わせながら「特製マロンパンケーキ2020」が現れた。直径11.5センチ、厚さ5センチの2枚のパンケーキの間にようかんのジュレが敷かれ、中心に、どんとクリーム。「こんなに大きいものを、食べきれるのか」。甘ったるさへの警戒心も高まる。

 だが、不安は一口目で消えた。ふわふわのパンケーキは、ほんのりした甘さでフォークがすすんだ。ただ、ようかんジュレとクリームはそのまま食べるのは大変だ。飲み物、できれば苦いものが欲しくなる。

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菅義偉首相が大好物というホテルのパンケーキ=東京都千代田区のホテルニューオータニで

 おいしいだけあって価格もなかなか。2800円に税とサービス料が加わる。岩手県産の雑穀やスーパーフードのカスカラパウダーなど、こだわりの食材がつくる上品な味と口当たりの良さなら、そのくらいの価格になるだろう。

 だが、牛丼チェーン店なら1週間、毎日昼に並盛りを食べてもおつりがくる。普通のサラリーマンなら、やはり数カ月に1回食べるのがいいところか。

注文は前年の10倍に

 ほぼ3カ月に一度のペースで種類が変わる。同ホテルマネージメントサービス部の湯本健太郎さんによると、菅首相のパンケーキ報道があった時には「前年の10倍くらい注文が増えた」そうだ。ならば、新首相の誕生で、再び注目が集まるかもしれない。ところで、昔に食べたホットケーキと何が違うのか。

 年間200食のパンケーキを一時、食べていた東北芸術工科大講師のトミヤマユキコさん(41)によると、パンケーキの「パン」は食パンや菓子パンではなくフライパンの「パン(平鍋)」。基本的に小麦粉や卵などを溶き、平鍋で焼いた食べ物の総称だ。「それを日本ではホットケーキ、フランスではクレープと呼ぶ」

 庶民の食べ物として、古代ギリシャ時代からあったそうだ。日本に入ったのは明治維新後。その後はデパートの食堂などで出された。「都市部のお金持ちしか食べられなかった」(トミヤマさん)。日本ではぜいたく品だったのだ。そして、森永製菓が1957年12月、砂糖入りのミックス粉を発売し、家庭のおやつとして一気に広がった。

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