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部員の大麻使用で東海大硬式野球部が活動停止に…連帯責任って必要?

(2020年10月21日東京新聞に掲載)

 大学の運動部員による大麻使用が相次いで発覚している。近畿大サッカー部に続き、東海大硬式野球部でも明らかになり、両部とも無期限の活動停止に追い込まれた。再発防止策の徹底や当事者が処分を受けるのは当然としても、直接関係していない部員にも累が及び、プレーできなくなることには異論も出ている。連帯責任はどこまで必要なのか。 (中沢佳子)

部員数人の大麻試用で4季連続Vのリーグ戦を辞退

 「誠に遺憾であり、責任を痛感している」。東海大の山田清志学長は17日、神奈川県平塚市の同大で開かれた記者会見で、そう述べて頭を下げた。

部員の薬物使用に関して記者会見する(左から)伊藤栄治硬式野球部長、山田清志学長、内山秀一教学部長=神奈川県平塚市で

部員の薬物使用に関して記者会見する(左から)伊藤栄治硬式野球部長、山田清志学長、内山秀一教学部長=いずれも神奈川県平塚市で

 大学によると、薬物の使用の疑いがあるとの外部からの電話を基に調査し、部員数人が寮で「興味本位で使った」と認めた。同部は開催中の首都大学野球秋季リーグ戦を辞退し、18日の武蔵大戦は不戦敗の扱いに。同リーグで昨秋まで4季連続73回優勝、全日本大学選手権を4回制した名門が、最下位に沈んだ。

一般生徒の暴力事件でセンバツ辞退の悲劇も

 スポーツ界で連帯責任を取る例は珍しくない。5日に部員の大麻使用が判明し無期限の活動停止になった近畿大サッカー部は、関西学生サッカー連盟リーグ戦への出場を辞退。2009年には同大ボクシング部員2人が強盗事件を起こして廃部になり、12年まで復活できなかった。今年1月にも、日本大ラグビー部員が大麻取締法違反容疑で逮捕され、やはり無期限の活動停止になっている。

 連帯責任といえば高校野球。かつては暴力や喫煙などの問題が起きると、当事者が野球部員でなくても対外試合に出られなくなるほど厳格だった。1971年、一般生徒の暴力事件が表沙汰になった北海(北海道)が急きょ、選抜甲子園大会の出場を辞退。現地に向かっていた途中で引き返す悲劇もあった。

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