見出し画像

5Gっていいことずくめ? 電磁波の健康被害に懸念の声も

(2019年4月11日東京新聞に掲載)

 総務省は10日、第5世代(5G)移動通信システムの電波を通信大手など4社に割り当てた。すでに米国と韓国ではサービスが開始されており、日本でも来年のサービス本格開始を見込む。動画配信などが高速化されるだけでなく、IoT(モノのインターネット)や自動運転などへの活用も期待されている。しかし、5Gの普及には従来よりも基地局を多数設置する必要があるとされ、電磁波による健康への影響を懸念する声が上がっている。 (中山岳、石井紀代美)

大容量のデータを速く送受信できるけど

5Gは、これまで使われている電波と異なる高い周波数帯の電波を使う。どんな特長があるのか。

 まず挙がるのは、普及している第四世代(4G)と比べ、大容量のデータをより速く送受信できる点だ。実質的な通信速度は4Gの百倍とされる。例えば二時間の映画をダウンロードする際、4Gで所要時間は五分程度だが、5Gなら三秒ほどで済む。データを送受信する際の通信時間の遅れも千分の一秒程度でとても短く、高精度の映像を時間の誤差なく見られるようになる。さらに、一平方キロメートル当たり、百万台の機器を同時に接続、利用できる。

 何もかも4Gと比べて高性能のようだが、5Gの電波が届く範囲は周波数帯によるが、約百メートル~一キロメートルほど。長いもので二~三キロに達する4Gと比べて狭い。

 総務省が5Gの電波を割り当てた携帯電話会社など四社は基地局を整備するなどして二〇二〇年春から本格的な商用サービスを順次、始める見通しだ。

 NTTドコモやKDDI(au)は、今年九月に開幕するラグビーのワールドカップで、模擬的なサービスを提供する予定。KDDIは、会場内の映像配信やドローンを使った警備に利用するという。

こんなこといいな できたらいいな 5Gがかなえてくれる?

 5Gは、自動運転技術を高めるとも期待されている。自動運転の実証実験をしている福井県永平寺町総合政策課の山村徹主事は「車の遠隔操作などに活用でき、実用化に近づくのではないか」と話す。

この続きをみるには

この続き: 2,310文字

5Gっていいことずくめ? 電磁波の健康被害に懸念の声も

東京新聞 特報Web

100円

この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?
気軽にクリエイターの支援と、記事のオススメができます!
note.user.nickname || note.user.urlname

ありがとうございます。いただいたサポートはさらに読み応えのある記事にしてお返しします!

ありがとうございます! 励みになります!
5
東京新聞で半世紀以上続く名物ページ「こちら特報部」の記事を配信します。モットーは「ニュースの追跡」「話題の発掘」。無料公開の公式サイト「東京新聞 TOKYO Web」https://www.tokyo-np.co.jp では読めない記事がここにはあります。