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コロナ禍でも走りたいランナーの受け皿に…オンラインマラソン快走中

(2020年11月13日東京新聞に掲載)

 例年この時期に各地で数多く開かれているマラソン大会が、今年はコロナ禍により相次いで中止になっている。代わりにランナーの人気を集めているのがオンラインマラソンだ。インターネットで登録し、好きな場所で、好きな時に走る仕組み。ランニングブームで数が増え、飽和状態ともいわれるマラソン大会の在り方を考える契機になるとの見方もある。 (古川雅和)

参加申し込みはあっという間に定員に

 「想像を超える速さだった」。石川県や金沢市などでつくる金沢マラソン組織委員会の浅野成貞・事務局次長補佐は、オンラインで実施した今年の大会の参加申し込みを受け付けた時の状況をこう振り返る。

 大会は、10月10日から11月10日までの好きな時にフルマラソンの距離(42・195キロ)を走ってもらう方式で実施。何回かに分けて走るのも可とし、8月26日午前10時に申し込みを開始したところ、約2時間半で定員の5000人がいっぱいに。9月18日に2000人を追加募集すると今度は約11分で埋まった。

 金沢マラソンは2015年から主に10月に開催。兼六園など市内の名所を通ることなどから人気があり、昨年は約1万3000人の定員に約3倍の申し込みがあった。今回は来年の大会の優先出走権が抽選で当たるというメリットはあったものの、ここまで人気とは想定していなかったという。

オンラインの特長生かしたイベントも

 大会の申し込みなどができるランナー向けのポータルサイト「ランネット」を運営するアールビーズ(東京都渋谷区)によると、昨年9~12月にランネットで取り扱ったのは750大会。それが今年の同時期はコロナの影響で150大会に減った。オンラインは今年4月~来年3月に、約130大会が計画されている。今月22日には、アプリを使った全国一斉の大会も初めて開かれる。

 オンラインが広まったきっかけは3月8日の名古屋ウィメンズマラソン。東京五輪の代表選考レースでもあり、実際に名古屋市内を走った114人のエリートランナーとは別に、約2万人の市民ランナーがアールビーズが開発したアプリで参加。5月31日まで、それぞれの場所で「完走」を目指し、「走る機会があって良かった」(市内の会社員)と好評だった。

ランニングを楽しむ「守山らんらんチーム」のメンバー=名古屋市守山区の小幡緑地で

名古屋ウィメンズマラソンにアプリで参加した女性たち=5月、名古屋市で

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コロナ禍でも走りたいランナーの受け皿に…オンラインマラソン快走中

東京新聞 特報Web

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