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知らないうちに「定期購入」になってない? ネット通販で悪質手口が急増

 インターネット通販で買った商品が、その後も延々と家に届き続ける。この珍現象が、「うっかり定期購入」だ。定期購入はいちいち手続きしなくても欲しいものが届く便利なサービスだが、誤って申し込んでしまう人もいる。中には「お試し」だと思い込ませて購入させたり、解約に応じなかったりする悪質業者もあり、苦情が急増している。(中沢佳子)

定期的にオムツが…

 「差出人不明のオムツが定期的に届きます」

 お笑いコンビ「NON STYLE」の石田明さん(40)が自身のブログにそうつづったのは6月5日。ある大手ネット通販から定期的にオムツが自宅に届く。ちょうど子どもが生まれ、知人たちからお祝いにオムツが届いていたため、「オムツ、定期購入になっていませんか」と呼び掛けた。

 1週間後に送り主が判明。スタイリストの女性が「すいません、定期購入になってたみたいです」と名乗り出た。プレゼントなのに、誤って継続購入の手続きをしてしまっていた。

ノンスタイル石田

「NON STYLE」の石田明さんのツイッターの書き込み

 なぜ間違いが起きるのか。「こちら特報部」でも、おむつと同じサイトで炭酸水を買おうとしてみた。すると、定期購入の「定期おトク便」に最初からチェックが入っていた。気付かず手続きを進めると、「うっかり定期購入」になってしまうようだ。

 とはいえ、きちんと画面を見れば、このサイトではうっかりを防げる。最近は、消費者の間違いをわざと誘う悪質なケースが急増している。

相談が5万件超

 国民生活センターによると、「お試し価格」「初回無料」などとうたい、定期購入させる手口。飲料や健康食品、化粧品などの通販サイトで多く、2019年度は5万件超の相談が寄せられた。約1万5000件だった16年度の3倍を大きく上回った。「お試しと見せかけ、実際は一定回数の購入が条件の定期購入」「中途解約すると、初回分も通常価格になる」「解約手続きが電話のみで、なかなかつながらない」。こんな相談内容が多かった。

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知らないうちに「定期購入」になってない? ネット通販で悪質手口が急増

東京新聞 特報Web

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