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餃子の王座って実は宮崎!「持ち帰り文化」で宇都宮・浜松抜く

(2020年9月28日東京新聞に掲載)

 総務省の2020年上半期家計調査で、宮崎市の1世帯当たり餃子購入額が初のトップに躍り出た。宇都宮、浜松市の「2強」時代が長く続いてきたが、コロナ禍での生活様式の変化が影響したのか、三つどもえの様相に。一方、別の指標でみてみると、全く別の街の名も浮上する。本当に餃子を愛する街はどこなのか。(木原育子)

2020年上半期購入額で堂々首位

 「うれしい。やっと願いが通じた」。宮崎市のラーメン店「屋台骨」の統括マネージャーで、宮崎市ぎょうざ協議会会長の渡辺愛香さん(39)の声が弾む。

2020年の年間王者を狙う宮崎市ぎょうざ協議会の渡辺会長

2020年の年間王者を狙う宮崎市ぎょうざ協議会の渡辺会長

 家計調査は餃子の持ち帰りが対象で、外食や冷凍食品は含まれない。県庁所在地と政令市という限られた市での戦いではあるが、2008~19年の12回は宇都宮市と浜松市が1、2位を分け合い、6勝6敗と互角だった。

 そこに今回、割って入ったのが宮崎市だ。1世帯当たりの購入額は1917円で、2位の宇都宮市の1886円、3位の京都市の1635円を上回った。浜松市は1522円というまさかの4位に甘んじた。

コロナ禍で「持ち帰り」有利に

 なぜこんな「番狂わせ」が生じたのか。渡辺さんが勝因に掲げるのが宮崎に根付く「持ち帰り文化」だ。新型コロナウイルス感染拡大で外食の機会が減り、持ち帰り店が多かった宮崎市に軍配が上がったと分析。確かに家計調査の月別結果をみると、政府の緊急事態宣言があった4、5月の宮崎市の購入額は計867円で、浜松市の2.2倍、宇都宮市の1.7倍と、ぶっちぎりで引き離した。

 「宮崎県は豚肉などの畜産業が盛んで、ニラなどの野菜も新鮮。元々餃子を作る環境に適していた」と渡辺さん。老舗や新進気鋭の店も多く、大手餃子全国チェーン店の進出も許さないほど餃子力が高い。渡辺さんたちは上半期トップの知らせを追い風にしようと、急いで協議会を創設。年間チャンピオンに向けて攻勢の機運を整える。

2020年上半期の購入額で初のトップに躍進した宮崎市のギョーザ=宮崎市ぎょうざ協議会提供

宮崎市の餃子=宮崎市ぎょうざ協議会提供

 これに対し、浜松市の餃子愛好家らでつくる「浜松餃子学会」の斎藤公誉会長(53)は「悔しくないわけがない」としつつも、「餃子で日本全体が元気になるなら大歓迎だ」。専門店でつくる「宇都宮餃子会」の鈴木章弘事務局長(48)は「他の街が云々ではない。宇都宮の人たちが『うちが餃子の街』と思ってくれればそれでいい」と初代王者の貫禄を見せる。

餃子に会いに行った「愛」ではあの街も

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餃子の王座って実は宮崎!「持ち帰り文化」で宇都宮・浜松抜く

東京新聞 特報Web

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